キカイダー

石森章太郎先生の「キカイダー」をご存知の方の中には、マンガ?それってテレビでやってた特撮じゃ?と思う方もいらっしゃると思います。
テレビでもやっていたのですが、マンガもあったりします。
内容はロボット工学の権威、光明時博士が作ったロボット。それがキカイダーです。
ただ、ロボットは人間の命令に従うようにできているので、ロボット自体に問題はなくても、扱う人間に悪意があれば、犯罪を起こしてしまう、悪事を助長してしまう存在となる。これに危惧をしたのが光明寺博士であり、それを利用して悪事を働こうとするのがプロフェッサーギル。
戦いの基本はこの両者の思想が根っこにあります。
光明寺博士はキカイダーを作りはしたものの、敵となるプロフェッサーギルに誘拐をされ生死もわからない状態。
キカイダーは博士の捜索に乗り出しますが、その先々で、プロフェッサーギルの作ったロボットと戦ったりします。
また光明寺博士がロボットの悪事防止にと良心回路なるものを作ったのですが、キカイダーにはそれが埋め込まれており、その部分を突かれて苦戦をしていきます。
マンガでは、キカイダーはその良心回路だけでなく、最後に服従回路(イエッサー)を埋め込まれ、正義と悪の心の両方を持つ存在となってしまいます。
戦いの最中、俺はなぜロボットなんだ!と自問自答し、人間になりたがっていたキカイダーですが、最後には善と悪にさいなまれる、人間のような存在になることができました。
これが幸せかどうか?という問題をはらみつつマンガがおわったのですが、そのテーマが深く心に残り、ただの特撮マンガだろ?というだけで終わって欲しくなく、紹介させていただきました。